周囲に富士山を始めいくつもの「山」や「峠」が点在している谷間の施設のアプローチ。山は霞みやすくまた手前の丘に邪魔されて見えないときも多い。ここに埋め込まれた地名は、円柱がその配色に見える方向にその地点があることを示している。この広場内を歩き回って、これらの地点がその配色の方向にあることを意識のなかで結びつけながら知覚体験できる。

 

 
 
p8290008_30.jpg いくつもの 山 や 峠 に囲まれた この場所 p8290013.jpg しかし、それらがどの方向にあるか p8290008-0.jpg すぐには分からない人も多かった。 p3050141_2.jpg 富士山でさえも。ここが出来るまでは。 p8290010_3.jpg なぜなら、谷間は方角を変えてうねり p8290003-0.jpg 曇って見えない時も意外と多い。 p3050140-1.jpg このことから、プロジェクトは始まった。 p829-6-8.jpg この広場の中の 8290004.jpg どこか一点から見るのではなく、 p8290009_3.jpg この広場全体に p8290011.jpg その色合い方向が p8290005_4.jpg 散在する。 p8290006-0.jpg そしてそのなかを p8290017-0.jpg 歩き回るに p8290001_3.jpg したがって、 p8290009.jpg 空間の p3050163-1.jpg 色合いが p3050164-0.jpg 変わって行き。 p3050154-0.jpg 風景が p8290002-2.jpg 様々な色に 染まる。 p1011112.jpg 日が暮れる頃、 p1011115.jpg それぞれの色で p1011113.jpg スリット状に発光する。 p3050182.jpg 昼間には気付かない、細い開口。 p3050189.jpg 施設の中には 温泉があり p3050215.jpg この明かりが灯る頃には p3050205.jpg ハイキング後の汗を流す人達が訪れる。
 
 
 

ハイキングコースの峠や山頂からはどれも富士山への視線がある
 
 
 
ハイキングの拠点。門としての広場。イベント広場。
地形環境のスケールを身体感覚に結びつける。