秦野赤十字病院 柱と版画による環境造形

地域に根ざした中核病院。 数多くの病室が並ぶ大きな施設では自分のいる位置・方角が分からなくなりやすいが、印象的な柱を拠点に認識しやすくするとともに、身近な自然の記憶を病棟内につなげる。

走査線の肌理のような画像により思い浮かべる周辺の記憶との結び付き。

 
映像の原初、2諧調の情報。かつて映像の走査線の間を各自が想像で補い自分の風景を見ていた。
 
欠けた部分を脳が補い思い描くことで、その人のものとなる。
脳内補完。
 
周辺の身近な自然・環境に実在する生命の情報を捉え、実在の証左としての写真をモノトーンに定着し、それを空間にレイアウト・色構成した。
 

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環境に埋め込まれた 生命の情報/生命の空間。
 
 

柱の映像紋様は 隣り合った色と 図と地の反転関係でリンクしながら 一周してもとの色に戻る。自然界の系がいろいろな相補関係で リンクしているかのように。 人間もその一部として支えられて生きている。
 

 

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